寄付は、ただモノを寄付するというだけでなく物資以外の支援を必要とする国の人たちの生活を助けることもできます。
「TASUKEAI 0 PROJECT」では、さまざまなプロジェクトを立ち上げ、支援を必要とする国の人たちをサポートします。
今回ご紹介するのは、プロジェクトのひとつである「自立支援サイクルプロジェクト」です。
https://www.tasukeai0.com/project_data/payit.html
在庫品の買取・寄付を行うことでカンボジアの子供たちの育成をサポートすることを目的に立ち上がったプロジェクトです。
カンボジアと聞くとどのようなイメージがありますか?
あまり恵まれていない・・・
貧困層が多いイメージ・・・
などのイメージがあるかと思います。
カンボジアは、ベトナム戦争にてカンボジアへの拡大が始まって以降、ポルポト政権によるカンボジア社会の破壊、ベトナム軍侵攻によって大量に難民が発生したことなど過酷な20年を送っています。
そして、今もなおカンボジアの社会と人々に傷を残しているということです。
とくに、教育者や医者をはじめとする知識のある職種の層が粛清されたことで、教育インフラと医療インフラの低下が著しいといわれ、カンボジアでの貧困はそういった環境から生まれています。
また、読み書きや計算ができないまま教育を受けられずに育った子どもたちは、低所得の仕事にしか従事できません。
さらに、お金がないことで医療サービスを受けられず、働けなくなってしまった結果収入を得られなくなるといった貧困の拡大を生んでいます。
2015年5月にNGO団体「NGO法人Pay it Forward」を設立し、カンボジア内の支援の行き届いていない孤児院に対しての働きかけを行っています。
活動拠点は首都プノンペン。市内4か所の孤児院や障害施設を定期的に訪問し、支援しています。
また、同市内には無料で学べる日本語学校を設立し、自立を志す若者に学びの場を提供しています。孤児院での日本語教育も本格的にスタートしています。
カンボジアの教育環境はまだ不十分なため、子どもたちの成長をサポートしながら社会に貢献できる人材に育てたいという目的もあります。
日本語を教えるだけでなく道徳教育も行います。
主な支援先は孤児院と障害児施設です。
【子どもたちの生活費】孤児院1/SFODA
小・中学生・・・65〜70$
高・大校生・・・70〜80$
孤児院2・小.中.高校生・・・一律45$
孤児院3・小.中.高校生・・・一律30$
【日本語ができるカンボジア若者の就労賃金】
日本語学校の先生・・・およそ300$
日系企業・ローカル企業不動産業など・・・およそ600$
賃金においては日本と比較しても倍ほどの差があり、教育者においては賃金が高くないので、担い手が少ない環境です。
アパレルでは流行を追う業種のため大量のアパレル在庫を次のシーズンにも持ち越せません。
在庫処分セールで叩き売っても必ず在庫は残ります。現在、アパレル在庫は年間で大量に廃棄されています。
SDGsやエコの観点から、環境問題や無駄使いなどが重要視され、廃棄せずに買取や寄付に活かす企業が増えています。
モノ自体の寄付に加えて、貧困問題を抱える国の子どもたちを支援することも可能です。
服1枚が子どもたちの文房具や食糧になります。
ぜひ、廃棄という処理から買取や寄付をするという方法に転換してみませんか?